コラム

秋葉区は“鉄道のまち”。

駅は点。
点をつないで線になる。

新津駅を中心として
3本の線が7つの駅をつなぎ
AKIHAにひとつの星座が浮かび上がる。

時に線路は人生に例えられる。
それだけドラマチックなモチーフとして生活の中に存在している。
鉄道にまつわるものがどの時代も多くの人にとって魅力的に映るのは、
車輪の音や窓辺に流れる風景に、心地よいリズムを感じるからだろうか。

「浪漫に乗って旅に出よう。」

鉄道のあるまちではそれが日常だ。
たとえ通勤・通学だって旅になる。

駅では人も時間もモノも循環し、
人々の暮らしと並行して朝と夜を巡り動き続ける。

「おはよう」「行ってらっしゃい」

から始まり、

「おかえり」「お疲れさま」

で締める。

この淡々とした繰り返しが
味わい深い暮らしとまちをつくる。

駅から見える町並みは故郷の風景。
ひとつの星=駅の周りに集まる無数の暮らし。

今日もがたんごとんと揺られながら
旅に出る。

ここからどこへ行けるかな
知らない土地
知らない風景
知らないまちへ
浪漫に乗ってどこまでも