コラム

植物に触れるとなぜかちょっと穏やかになる。
そして、ちょっと元気になる。
植物園に行くと決まってそんな気持ちになる。

実際に色々調べてみると、花や緑の癒し効果は医学的にも証明されているようだ。種蒔き水やりなどの世話をして植物が成長していくと、「育てている」という自尊心や充実感が生まれ、「いつ咲くかな?」という期待感、「咲いた!」という達成感や満足感が得られるなど、様々に感情に働きかけることがあるからだという。また、季節感の覚醒、なんて効果もあるらしい。

AKIHAという地域では、植物に触れる機会が充実している。
見ることも、育てることも、学ぶことも、すべて暮らしの中に根付いている。

秋葉区は国内でも有数の花き生産地として知られる地域で、その豊かな土地の中に「新潟県立植物園」がある。植物の収集や展示、絶滅危惧種の収集と保全などをしており、ちょっとしたテーマパークのような温室では、南国の植物や水中植物など、あらゆる花や緑に触れて学ぶことができる。

パンフレットには“19.8haの広大な園内に四季を彩る10万株を超える植物が植栽され・・・”とあったが、全く想像がつかない。

植物園に行って様々な植物を見ていると、私たち人間は地球という星のサイクルの中にあって、多種多様な植物たちの静かな長い命のリレーに比べたら、なんて小さな存在だろうか、と単純に思う。

里山も、植物園も、公園も、そこへ受け身の姿勢で飛び込めば、ちっぽけな人の暮らしの疲れは昇華され、大げさにいえば明日への活力を与えてくれる。

AKIHAのエリアはエネルギーの充電場所。
緑の中で疲れは癒され、花の中で喜びが生まれる。


四季を体感することで浮かび上がる人間の奥にある自然を愛でる感覚。

少しの時間と少しのお金をかけて
心と体に上質な栄養を与える。
そんなAKIHAの休日。